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2010年5月20日 (木)

勝ったと思った

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今朝の栗東は小雨だったのですが、
ブエナビスタ(写真上)もヒカルアマランサス(写真下)も"いつもどおり"運動してました。

"いつもどおり"を繰り返せることが、実はすごく大事だしイイコトなんですよね。
その積み重ねを超えた先に競馬があるのですから。

ちなみに結果としてヴィクトリアマイルで1、2着となった2頭ですが、
レース中はちょっとしたエピソードがありました。

ブエナビスタを担当している山口厩務員とヒカルアマランサスを持ち乗りする川辺助手。
この2人は旧知の仲で、ともにゲートへ行っていた都合で2人一緒に移動するバスでは隣同士に座り、テレビでヴィクトリアマイルを観戦していました。

直線。一瞬、ヒカルアマランサスの勢いが止まった?
と思いきや、馬群の真ん真ん中で再び"グイッ"とバネを利かせて鋭く伸びだし…。
しかも、まわりにヒカル以上に勢いのある馬の姿は見えない。

「ヤッタ!!」

川辺助手は思わず隣の山口厩務員に抱きつき、グイグイと伸びるヒカルの脚色を見守ったそうです。
しかし、そこへ外から突っ込むのは山口厩務員のブエナビスタ。

「え…?エーーー??」

ゴールの瞬間、テレビにはヒカルアマランサスが明らかに優勢に映り、周囲は川辺助手に「おめでとう」の嵐。
ブエナビスタの山口厩務員でさえも「ブエナはハナ負けした」と思ったそうです。

しかし…。
バスを降りて、川辺助手がどっちが勝ったかをJRAの方に確認すると
「ブエナビスタ」
という返事。

「ヌカ喜びだったなぁ。シューっと気持ちが覚めたよ。
 血圧が300から100に落ちた気分(苦笑)」(川辺助手)

テレビカメラの映す角度によって、かなり見え方が違うとはいえ…すごく罪作りな映像ですよね(苦笑)。

終わってみればブエナビスタが精神力で克服した勝利でした。

「まぁ、あの馬に負けたなら仕方ない。ヒカルはよく頑張った。」(川辺助手)
「ヒカルの勢いは凄かった。それをかわしたブエナビスタの精神力は本当にたいしたものだ。」(山口厩務員)

ライバルと愛馬を称えあう川辺助手と山口厩務員。
もしも2頭同着でも喜びを分け合ったに違いないな、と思わせるふたりでありました。

| | コメント (1)

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コメント

貴重で素敵なお話ありがとうございます。
光景が目に浮かぶような文章もありがとうございます!

投稿: 顔もみ | 2010年5月21日 (金) 03時03分

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